椎名林檎(本名:椎名裕美子)の音楽と美貌の原点は、福岡で過ごした学生時代に遡ります。中学時代からバンド活動を始め、高校時代には「Marvelous Marble」などのバンドで精力的に活動。1995年の「第9回 TEENS' MUSIC FESTIVAL」全国大会で奨励賞を受賞するなど、福岡アマチュア時代から地元では突出した美少女ボーカリストとして知られた存在でした。
当時の写真や記録を振り返ると、黒髪のショートカットにTシャツやタンクトップという飾らない姿でありながら、澄んだ大きな瞳と通った鼻筋、際立つ輪郭の美しさが際立っています。椎名林檎の昔の写真としてネット上で出回る学生時代のショットは、過度なメイクを施していないすっぴんに近い状態であり、彼女が生まれながらにして圧倒的な素材美を持っていたことを雄弁に物語っています。
1998年5月に『幸福論』でメジャーデビューを果たすと、翌1999年には1stアルバム『無罪モラトリアム』をリリース。同アルバムのアートワークや、名曲『丸の内サディスティック』の時代に見せたアンニュイな黒髪ボブとギターを抱える立ち姿は、サブカルチャーとポップアイコンが見事に融合した金字塔となりました。痛烈で生々しい歌詞を歌い上げる姿と、どこかあどけなさを残した美少女フェイスのコントラストが、当時の若者たちに強烈な衝撃を与えたのです。