火成岩の名称を覚える際、最も確実で広く活用されているのが「新幹線は刈り上げ(しんかんせんはかりあげ)」という語呂合わせです。このフレーズは、岩石のでき方(深成岩・火山岩)とそれぞれの代表的な岩石3種類の頭文字を見事に網羅しています。
覚え方の構造は極めてシンプルです。
- 【しんかんせん】= 深成岩のグループ
- しん:深成岩(しんせいがん)
- か:花崗岩(かこうがん)
- ん・せん:閃緑岩(せんりょくがん)
- は:斑れい岩(はんれいがん)
- 【かりあげ】= 火山岩のグループ
- か:火山岩(かざんがん)
- り:流紋岩(りゅうもんがん)
- あ:安山岩(あんざんがん)
- げ:玄武岩(げんぶがん)
この語呂合わせが優れている点は、左から順に並べると「白っぽい岩石(無色鉱物が多い)から黒っぽい岩石(有色鉱物が多い)」へと規則的に並ぶ点です。頭の中で「新幹線(深成岩)」と「刈り上げ(火山岩)」の2行を思い浮かべるだけで、岩石の色合いや成分比率まで即座に再現できます。
また、縦のペア(同じ色の成分を持つ火山岩と深成岩)で覚えたい場合は、「りかちゃんあせってげっぷした」(または「りかちゃんあせってゲロ吐いた」)というフレーズが威力を発揮します。
- り・か:り(流紋岩=火山岩)と か(花崗岩=深成岩)… 白っぽいペア
- あ・せ:あ(安山岩=火山岩)と せ(閃緑岩=深成岩)… 中間色のペア
- げ・っぷ(は):げ(玄武岩=火山岩)と はん(斑れい岩=深成岩)… 黒っぽいペア
YouTubeや教育系SNSなどでは、これらをリズムに乗せて歌う「火成岩の覚え方 歌」も人気を集めていますが、認知心理学における「チャンキング(意味のある情報の塊にまとめる手法)」の観点からも、語呂合わせで短期記憶を定着させた後に構造を肉付けしていく学習法が最も脱落を防ぐアプローチとされています。