長年親しまれてきた旧型車両「E217系」の置き換えが進み、現在では最新鋭車両「E235系1000番台」が横須賀・総武快速線の主力として定着しました。E235系1000番台は山手線向けE235系をベースに近郊路線向けにカスタマイズされた車両で、快適性と安全性が大幅に引き上げられています。
普通車では各ドア上に配置された大型液晶ディスプレイ(トレインビジョン)により運行状況や乗換案内が多言語で明瞭に提供され、停電時でも最寄り駅まで自力走行できる非常走行用リチウムイオン蓄電池が搭載されています。
そしてビジネスマンや観光客から絶大な支持を集めるのが、4号車・5号車に連結されている2階建て普通列車グリーン車です。E235系1000番台のグリーン車は、「全席に電源コンセントを完備」し、JR東日本提供の無料Wi-Fiサービスにも対応したことで、移動中のワーキングスペースとして完成された空間を提供しています。
一方、通勤時の混雑率と混雑区間には留意が必要です。国土交通省の都市鉄道混雑率データによると、横須賀線の最混雑区間は「武蔵小杉 → 西大井・品川間」であり、朝8時前後のピーク時には混雑率130〜140%前後に達します。武蔵小杉駅からの乗車客が集中するため、同区間で着席したい場合は、始発本数が多い逗子・大船駅周辺からの乗車か、グリーン券の事前確保が現実的な防衛策となります。