ミッフィーの生みの親であるグラフィックデザイナー、ディック・ブルーナ。彼が描くシンプルな線と鮮やかなブルーナカラーは、計算し尽くされた削ぎ落としの美学に基づいている。母国オランダでは「ナインチェ・プラウス」の名で親しまれ、幼い小さなうさぎを意味するこのキャラクターは、誕生から半世紀以上にわたる児童文学・絵本の歴史に燦然と輝く足跡を残してきた。
エコバッグというキャンバスの上に再現されるイラストは、無駄な要素を極限まで排しているからこそ、どんなファッションスタイルにも自然に調和する。絵本の世界観がそのまま日常のテキスタイルへと落とし込まれたプロダクトは、大人の鑑賞にも耐えうる洗練されたアート作品の趣すら漂わせている。