1981年の誕生当時、ガリガリ君の価格はわずか50円だった。子どもが小遣いで買える究極のおやつとして登場し、1991年に60円、2016年に70円、そして2026年には80円へと改定されてきた。特に2016年の値上げ時に放映された、全社員が頭を下げるテレビCMは海外メディアでも話題を呼び、企業の誠実な姿勢を象徴する出来事となった。
看板商品である「ガリガリ君ソーダ」が歩んできた値上げの足跡は、そのまま日本の物価史のドキュメンタリーでもある。わずか10円の値上げにも悩み抜き、真摯に顧客に向き合ってきた姿勢こそが、長年信頼を獲得し続けている一番の理由だ。