なぜ遊真のブラックトリガーは誕生したのか——その背景には、父・空閑有吾との哀しい別れのドラマが存在します。
かつてネイバーフッドの同盟国・カルワリアでの防衛戦において、父の言いつけを破って前線に出た遊真は、敵の強力な戦士の手にかかり瀕死の致命傷を負ってしまいました。我が子の命の灯火が消えかける中、有吾は迷うことなく自らの命とトリオンのすべてを注ぎ込み、息子の命を救うためのブラックトリガーを作り出しました。
このとき、有吾が持っていた「相手の嘘を見抜く」サイドエフェクト(SE)もまた、ブラックトリガーを介して遊真へと受け継がれました。有吾が命と引き換えに遺した「親友を助けるなとは言わないが、自分の身は自分で守れ」「ルールを破ったら死ぬと思え」という教えは、今も遊真の行動原理の根底に深く刻まれています。