解剖学において、「起始」とは筋肉が固定されている根元(通常は体の中心に近い側)を指し、「停止」とは筋肉が動かす骨に付着している先(通常は中心から遠い側)を指す。
- 腸肋筋(最も外側)
- 起始: 仙骨、腸骨稜(骨盤の上の縁)、腰背腱膜
- 停止: 肋骨の後面、頸椎の横突起
- 最長筋(中央)
- 起始: 仙骨、腸骨稜、腰椎の棘突起
- 停止: 胸椎・頸椎の横突起、側頭骨の乳様突起(耳の後ろの骨)
- 棘筋(最も内側・背骨寄り)
- 起始: 主に下位の椎骨の棘突起(背骨のでっぱり)
- 停止: 上位の椎骨の棘突起、後頭骨
このルートマップを見るとわかる通り、脊柱起立筋は骨盤という「土台」からスタートし、肋骨や背骨を経由して、最終的には頭の骨まで繋がっている。腰の痛みが首の凝りを引き起こし、首の詰まりが腰痛を悪化させるのは、この広大なネットワークが地続きになっているからに他ならない。