西暦2000年の世界で、ダンは自身が開発したはずの技術が「カドラー・エンジニアリング」という大企業に盗用されている事実を突き止めます。さらに過去の記録を洗う中で、歴史の辻褄が合わない奇妙な事象に気づきます。彼が開発していないはずの次世代ロボット「万能フランク」の図面に、なぜか自分自身の筆跡とサインが残されていたのです。
時空物理学者トウィッチェル博士のタイムマシンによって、ダンは自ら志願して1970年の過去へ逆行します。過去に戻ったダンが取った行動は、まさに知略の極みでした。
まず、奪われた特許を取り戻すために新たな特許を信託財産として保全し、将来有望な事業へ投資。そして、過去の世界で置き去りにされていた愛猫ピートを無事に救出します。さらに、成長した後に自分と結ばれることを約束した少女リッキイに対し、彼女が成人するタイミングに合わせて冷凍睡眠に入る手はずを整えます。
ダン自身も再びコールドスリープに入り、2001年へ。目覚めた未来で、美しく成長したリッキイとピートに再会し、富と名声、そして最愛のパートナーを取り戻して完全なハッピーエンドを迎えます。かつて自分を陥れたマイルズとベルは、自らの強欲によって破滅へと向かっており、暴力ではなく「時間の法則と知性」によって完璧な報復を完遂する爽快な結末となっています。