毎日100回という膨大な反復回数を行う上で、最も警戒すべきは肩関節や肘の腱鞘炎、インピンジメント症候群です。回数をこなすことばかりに意識が向くと、疲労とともにフォームが崩れ、関節へダイレクトに負荷が逃げてしまいます。
怪我を防ぎ、ターゲットである大胸筋へ100%刺激を届けるための基本チェックポイントを押さえましょう。
1. 手の位置とハの字の角度
手幅は肩幅の約1.5倍に開き、指先は正面よりやや外側(時計の10時と2時の方向)へ向けます。脇が90度近くまで開いてしまうと肩峰下で腱が挟まり激痛の原因になるため、脇の開き具合は体幹に対して45〜60度をキープするのが鉄則です。
2. 肩甲骨の連動と骨盤のコントロール
体を下ろす際は肩甲骨を中央に寄せ、押し切る際には肩甲骨をしっかり開きます。このとき腰が反ったり、逆にお尻が高く浮き上がったりしないよう、腹筋とお尻に力を込めて頭からかかとまでを一本の棒のように一直線に保ちます。