言葉のルーツを辿ると、古くから中国の漢詩や日本の古典文学に登場する「怒濤(怒涛)」に突き当たる。漢字の成り立ちを見れば一目瞭然だ。「怒」は天や自然が猛り狂う激しさを表し、「涛」は大波を意味する。すなわち、打ち寄せる波がまるで怒りを露わにしているかのような、制御不能な自然の威圧感こそが日本語の語源における中核をなしている。
長らく文学的形容詞として使われてきたこの言葉が、なぜいま映像表現の最前線で脚光を浴びているのか。関係者によると、単に勢いがあるだけでなく「抗えない奔流に観客を巻き込む」という意図がプロジェクト名に込められているという。時代を超えて生き続ける言葉の強度が、最新技術と交差する瞬間が訪れている。