皮肉なことに、彼の失敗は社会的な貢献にもつながっている。現在、日本国内のいくつかの自治体や消防局、さらには中学校・高校の防災授業において、彼の配信映像が「初期消火の失敗例」として正式に採用されているのだ。
「水を入れたプラスチック容器で火を消そうとしない」「可燃物を火元に近づけない」「パニックにならずにまず避難・通報する」といった、防災の基本がすべて逆の形で詰まっているこの動画は、言葉で説明するよりも何倍も説得力がある。本人が意図した形ではないにせよ、彼の教訓は多くの人々の防災意識を高める役割を果たしている。