彼女たちの活動基盤を語るうえで、会員制ラウンジの存在は外せない。銀座の高級クラブのような厳格な売上ノルマや出勤義務がなく、私服で働けるこの業態は、ナイトワーク業界に革命をもたらした。キャバクラに強い抵抗感を持つ有名私大生やモデルの卵たちが、こぞって西麻布や六本木のラウンジへ流入した背景には、この「素人以上プロ未満」という絶妙なポジションがある。
ラウンジは単なるアルバイト先ではない。上流階級の男性と効率よく接点を持ち、自らの市場価値を査定するためのテストマーケティングの場として機能している。指名を取り合う従来の夜職とは異なり、いかにスマートに富裕層のプライベートな会合へ呼ばれる存在になるかが競われる。