高尾山薬王院を訪れた際、絶対に外せない体験が境内の各所に設けられた体感型の祈願スポットです。正しい作法を知らずに通り過ぎてしまう参拝者も少なくありませんが、正しい手順を踏むことで祈願の成就率は大きく高まります。
特に有名なのが、境内中段に鎮座する巨大な石造りの輪「願叶輪潜(ゆがんかなうわくぐり)」です。この石輪は飯縄大権現の智慧の輪とされ、くぐることで煩悩を取り払い、願いを届ける道を開くとされています。
現地で実践すべき正式な作法は以下の通りです。
【願叶輪潜の正しい祈願作法】
1. 輪の手前で一礼し、自分の住所・氏名・願い事を心の中で明確に念じる。
2. 雑念を捨て、願いを込めながら石の輪をくぐり抜ける。
3. 奥に設置されている巨大な「大錫杖(だいしゃくじょう)」の元へ進む。
4. 錫杖を両手で持ち、澄んだ金属音が響き渡るように強く打ち鳴らして、神仏へ願いを届ける。
5. 最後に深く一礼して終了する。
また、成田山新勝寺、川崎大師平間寺と並び「関東三大本山」に数えられる薬王院は、厄除け・除災開運の評判が極めて高い寺院です。授与所で授与されるお守りの種類も多彩で、訪れる人の目的に応じた選択が可能です。
【授与所で選ぶべき代表的なお守り】
・天狗うちわ守:あらゆる災難を吹き飛ばし、家庭円満や商売繁盛を招く薬王院の象徴的授与品。
・魔除け・厄除け守:烏天狗の剣の神威を宿し、人間関係のトラブルや不運の連鎖を断ち切るお守り。
・健脚金運守:山登りの安全祈願から派生し、足腰の健康と足元を固める着実な財運を祈願する草履型のお守り。
・開運厄除錦守:本尊・飯縄大権現の御影が織り込まれた、オールマイティな守護札。