北海道の映画興行において最大の激戦区といえば、圧倒的なマーケット規模を誇る札幌市内です。2026年現在、札幌の映画シーンは「札幌シネマフロンティア」「TOHOシネマズすすきの」「ユナイテッド・シネマ札幌」の3大シネコンが牽引する構図が完全に定着しました。
JR札幌駅直結という圧倒的なアクセス力を誇る札幌シネマフロンティアは、全12スクリーン・約2,700席を擁する道内屈指のメガシアターです。東宝・松竹・東映の邦画大手3社が共同運営している強みを生かし、超大作からアニメ、イベント上映まで隙のないラインナップを展開しています。通勤・通学帰りや買い物客の動線を押さえた立地により、平日の昼夜を問わず道内トップクラスの動員数を維持し続けています。
これに対し、ススキノラフィラ跡地に誕生した複合商業施設「COCONO SUSUKINO」の中核を担うTOHOシネマズすすきのは、エンタメ性の高い最新鋭シアターとして若年層やナイトタイムエコノミー需要を強力に開拓しました。道内初となるプレミアム音響・映像システムを惜しみなく投入し、後述するハイエンド体験の拠点として絶大な存在感を放っています。
一方、サッポロファクトリー内に位置するユナイテッド・シネマ札幌は、体感型アトラクションシアター「4DX」や巨大スクリーン「IMAXレーザー」をいち早く導入したパイオニアとして、根強いファン層をガッチリと掴んでいます。大型駐車場を完備していることから、ファミリー層や道央圏からの車利用層にとって依然としてファーストチョイスであり続けています。