台風13号 進路予想において最大の関心事となっているのが、日本上陸の可能性と列島直撃のコースです。現在、国内外の主要な気象予測機関が算出しているシミュレーションには、以下のような特徴と傾向が見られます。
気象庁の進路モデル:
気象庁の予測では、台風は今後やや速度を上げながら北東方向へとカーブを描き、東日本から西日本の太平洋側沿岸へ接近するルートが有力視されています。予報円の中心を通れば上陸の可能性が十分にあり、上陸を免れた場合でも暴風域を伴ったまま沿岸すれすれを通過するリスクが指摘されています。
米軍JTWC進路情報:
アメリカ海軍・空軍が運用する合同台風警報センター(JTWC)のトラッキングデータでも、気象庁とほぼ一致する北東進コースが示されています。JTWCのデータは1分間平均の最大風速を採用しているため数値表現が気象庁(10分間平均)と異なりますが、進路の指向性は本州直撃ゾーンを捉えており、警戒レベルは極めて高い状態です。
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)のアンサンブル予測:
世界的な精度を誇るECMWFの数値予報モデルでは、上空の偏西風と太平洋高気圧の勢力バランスによって、本州の南岸をかすめて東海上へ抜けるシナリオと、紀伊半島から関東地方へ直接上陸するシナリオの双方が計算されています。高気圧の縁を回るルートのブレ幅はまだ残されているものの、本州広域が悪天候の直撃を受ける確率が高い点では一致しています。