この緻密で胸に迫るシチュエーションは、どのようにして生まれたのでしょうか。フロントマンの清水依与吏(作詞・作曲)は、自身の過去の恋愛や実体験からインスピレーションを得て数多くの楽曲を生み出してきました。『わたがし』においても、彼自身がかつて経験した「好きな人の前で情けなくなってしまう自分」の記憶や感覚が色濃く反映されています。
リリースは2012年7月11日、back numberにとって通算6枚目のシングルとして世に放たれました。TBS系音楽番組『COUNT DOWN TV(CDTV)』の2012年7月度オープニングテーマに起用されたことで全国的な知名度を一気に拡大。バンドがメジャーシーンで確固たる地位を築く重要な起爆剤となりました。
清水はインタビュー等で「情けない男の歌」と自嘲気味に語ることもありますが、装飾のない剥き出しの感情を美しいメロディに乗せることで、多くのリスナーが「これはかつての自分の歌だ」と深く共鳴する普遍性を獲得しています。