「今からでも血管を太く改善できるのか?」という問いに対する答えは、イエスだ。血管の柔軟性と拡張性は、適切な刺激を与えることで向上する。
キーポイントとなるのが、血管の一番内側にある「血管内皮細胞」だ。適度な運動によって血流が増加すると、擦れ合う物理的な刺激(シアーストレス)が加わり、血管を広げる作用を持つ物質「一酸化窒素(NO)」が体内で生成される。
日常に取り入れたいのは、握力グリップや手首を使う軽い筋力トレーニングだ。前腕の筋肉を適度に刺激することで、その周囲を走る静脈の発達が促される。食事面では、一酸化窒素の生成をサポートするシトルリンやアルギニン(水菜、スイカ、ナッツ類、魚介類などに含有)を積極的に摂ることが有効とされる。