そもそも「キーマ」とは、ヒンディー語で「ひき肉」や「細かいもの」を意味する言葉だ。つまり、具材にひき肉を使っていれば、汁気が多かろうが少なかろうが、それはすべて「キーマカレー」に分類される。極端な話、スープ状のキーマカレーが存在しても何もおかしくはない。
一方で「ドライカレー」は、その名の通り「汁気がない(少ない)カレー」の総称だ。こちらは具材の形状を問わない。ひき肉を使っていなくても、水分が飛んでパラパラ、あるいはしっとりとした仕上がりであれば、それはドライカレーと呼ばれる。この「素材」と「状態」の定義のズレこそが、混同を生む最大の原因だ。