すべての始まりは、2015年に放送された『ガキの使い』の「浜田アイドル化計画」だった。相方である松本人志の「浜田を可愛くプロデュースする」という悪ふざけのような一言が、すべての引き金となる。当初は番組内の局所的なコントに過ぎなかった。しかし、その完成度と浜田雅功という男が醸し出す得体の知れない愛嬌が、ネットを中心に爆発的な反響を呼ぶことになった。
事態は瞬く間にバラエティ番組の枠組みを突破する。ワーナーミュージック・ジャパンからのメジャーデビューが決定し、世界110カ国での配信リリースまでが決まった。お笑いタレントの企画モノとしては破格のスケール展開であり、日本のテレビ番組が持つ底力と悪ノリの美学が結実した歴史的瞬間だったと言える。