技術的なハードルの克服も明朝体普及を後押しした。かつて日本語のWebフォントはファイルサイズが非常に大きく、ページの読み込み速度を低下させる最大の要因とされていた。漢字・平仮名・片仮名を含む万単位の文字データを読み込む必要があるためだ。
しかし、最新のダイナミック・サブセッティング技術と高速配信ネットワーク(CDN)の進化により、必要な文字だけを極小サイズで瞬時にレンダリングすることが可能になった。表示パフォーマンスを一切犠牲にすることなく、繊細な意匠を持つ明朝体をWebサイト全体へ適用できる環境が完成した。