2016年にポスティングシステムを利用してロサンゼルス・ドジャースへ移籍した際、一家は大きな環境の変化に直面した。言葉の壁、食文化の違い、そしてアメリカ国内を横断する長距離移動。特にMLBの遠征期間中は、夫が家を空ける日が何週間も続くことが珍しくない。
成嶋さんは幼い子どもたちを抱えながら、見知らぬ土地での生活基盤を短期間で構築した。現地コミュニティへの参加や現地校の手続き、病院の手配など、すべての生活インフラを一人で切り回すバイタリティを発揮。言葉のハンデを乗り越え、ロサンゼルス、ミネソタ、デトロイトと移動が続く過酷なメジャー移籍劇の中でも、家族が安らげる「家」の環境を守り続けた。その強靭な精神力は、現地球団の関係者や他のメジャーリーガーの妻たちからも一目置かれる存在となっていった。