当然ながら、タイガース側も最高の宝を易々と手放す気はない。再建期を脱し、地区争いに加わりつつあるデトロイトにとって、スクーバルは単なる主力ではなくチームの精神的支柱だ。トレードに応じる場合の条件は極めて苛烈なものとなる。
現地で囁かれているのは、ドジャースが大切に育ててきた若手有望株(プロスペクト)の複数放出である。傘下3Aで頭角を現している100マイル右腕や、トッププロスペクトと評される野手の逸材たち。彼らをパッケージにして提示しなければ、交渉のテーブルにすらつけない。ドジャース編成本部長のアンドリュー・フリードマンが、未来の財産を投げ打ってでも「今」を獲りに行く決断を下すのか。全米の視線が集中している。