特に2026年は、AI技術とバイオロジーの融合分野での受賞が話題となった。韓国もこの分野には巨額の投資を行ってきただけに、今回の日本人受賞は関係者に大きな衝撃を与えている。「技術の社会実装では勝っていても、根本的なブレイクスルーを生み出す力で負けている」という現実を突きつけられた形だ。
ソウル市内の大学院に通うある博士課程の学生は、「基礎科学をやりたくても、就職先がない。結局、大企業の開発部門に行くしかない」と語る。優秀な頭脳がこぞって医学部や大企業へ流れてしまう構造が変わらない限り、この焦燥感は消えないだろう。