五郎を取り巻く富良野の住民たちもまた、一筋縄ではいかない魅力を放っている。地元の友人である中畑和夫(地井武男)や北村草太(岩城滉一)らとの絆は、時に衝突し、時に支え合う泥臭いものだ。彼らの関係性を整理すると、単なる友情を超えた「共同体」の生々しさが浮かび上がる。
特に草太にいちゃんの存在は大きい。純や蛍にとっての兄貴分でありながら、自らも夢と現実の狭間で葛藤し、非業の死を遂げる。彼の死が残した傷跡は、劇中のキャラクターだけでなく、当時の視聴者にも深いトラウマと、生きることへの強いメッセージを植え付けた。