兄弟祝いの難しさは、自分一人の判断で完結しない点にある。他の兄弟姉妹とのバランスを欠くと、後々の親戚付き合いに感情的なしこりを残しかねない。
例えば、三人兄弟の次男が家を建てた際、長男が10万円、三男が3万円を贈ったとしよう。金額差自体は年齢差として自然に見えるが、事前に会話がないと三男が肩身の狭い思いをすることがある。こうした悲劇を防ぐためには、兄弟間での「事前すり合わせ」が不可欠だ。
連名で贈るというアプローチも非常に有効である。例えば、未婚の弟と妹が資金を出し合い、ふたり合わせて5万円の現金や家電をプレゼントする形だ。これなら一人の負担を抑えつつ、まとまったお祝いの気持ちを形にできる。