今年のドラフト会議では、事前予想を覆すサプライズ指名が相次いだ。特に驚きをもって迎えられたのが、地方リーグで頭角を現した無名の大学生投手の2位指名だ。大手スポーツ紙がノーマークに近かったこの選手について、掲示板では数ヶ月前から「隠れた逸材」としてスレッドが立っていた。
球速こそ140キロ台後半だが、回転数とホップ成分が異常に高い。そうしたデータ分析をいち早く共有していたのがネットの住人たちだった。結果として、スカウト陣が指名を公表した瞬間、スレッドは「やっぱり指名された」「球団のスカウトはちゃんと見ていた」という歓喜と自慢の声で埋め尽くされた。現場のプロの眼と、ネットの集合知が完全にシンクロした瞬間だった。