ゲーム業界には、古くから特定のハードウェアファン同士が罵り合う「ゲハ(ゲーム業界ハードウェア板)」と呼ばれる文化が存在する。かつてのまとめサイトはこの対立を燃料にして成長した。そして2026年現在、PCゲーム市場の急拡大やクロスプラットフォームの一般化によってハードの垣根は低くなったはずだが、対立の構図はむしろ細分化し、先鋭化している。
「PS5 vs Xbox」から「PC勢 vs コンソール勢」、さらには「ポリコレ(政治的正しさ)配慮 vs 表現の自由」といったイデオロギー闘争へと、対立の軸がスライドしたに過ぎない。ユーザーは自らのアイデンティティを守るため、あるいは敵対する陣営を叩くために、都合の良い「まとめ情報」を今も求めている。対立はエンターテインメントとして消費され、その市場規模は衰える気配がない。