透明なレモンライム炭酸飲料といえば、コカ・コーラ社の「スプライト」とセブンアップが比較対象として挙げられます。両者は似たジャンルに属しながらも、コンセプトや風味設計には明確な違いが存在します。
味わいにおける決定的な差は、「柑橘のキレ」と「甘味の質感」です。スプライトが強炭酸のパンチと分かりやすいレモンの爽快感を強調したアメリカンな仕上がりであるのに対し、セブンアップはライムの風味がやや強めで、ハーブを思わせる上品な後味とすっきりした酸味が特徴です。甘ったるさが口に残りにくいため、単体で飲むだけでなくカクテルの割り材としてもプロのバーテンダーから高く評価されています。
原材料と栄養成分の面でも違いが見られます。セブンアップ(国内現行缶)のエネルギーは100mlあたり約41kcal〜43kcalと標準的な有糖炭酸の数値ですが、甘味料の配合バランスによってベタつきを抑えた設計になっています。人工甘味料特有の後味を嫌う層にとっても、昔ながらの自然な砂糖・果糖ぶどう糖液糖主体のレシピを守り続けている点は根強い支持の理由です。