「間配り」の一般的な読み方は「まくばり」(文脈により「あいだくばり」とも)です。言葉そのものの起源を辿ると、元々は日本伝統の建築や庭園造りの世界で使われていた専門用語に突き当たります。
建築における間配りとは、建物の柱と柱の間隔(スパン)を割り振ったり、敷地全体の余白と部屋の配置(間取り)を調和させたりする空間設計の技法を指します。部屋の広さそのものだけでなく、部屋と部屋の「つなぎ目」や「余白」をどう配置するかによって、住む人の居心地が大きく変わるという思想です。
この空間的な概念が、現代では対人コミュニケーションやビジネスの場へと応用されるようになりました。人と人との間に流れる「時間(会話のテンポ・沈黙)」「空間(パーソナルスペース)」「心理的距離」を適切に見極め、最適なバランスに配分する行為こそが、現代における間配りの本質的な意味です。