二階氏の政策的功績を語る上で欠かせないのが、国土強靱化基本計画の強力な推進である。日本全国の防災・減災インフラ整備を主導し、地方の建設業界や自治体との太い信頼関係を築き上げた。これにより、単なる派閥首領にとどまらない政策推進型の実力者としての地位を確立したのである。
大型公共事業の予算配分や観光産業の振興策において、二階氏の一声は絶大な効力を発揮した。その強権的な手法に対する批判も少なくなかったが、地方の生活基盤を守るための現実的政治手法として、自民党支持層の心を掴み続けたこともまた事実である。