気管支喘息やアトピー性皮膚炎、慢性閉塞性肺疾患(COPD)といった難治性疾患の分野で、医療の個別化が目覚ましいスピードで進行している。抗体医薬品をはじめとする生物学的製剤の選択肢が増えたことで、従来の治療では十分な改善が見られなかった重症患者にも、劇的な症状改善の道が開かれつつある。
アレルギー科および呼吸器内科の専門チームは、先進の分子標的治療を積極的に診療に取り入れている。患者一人ひとりの細胞レベルでの病態を精密に解析し、最適な治療法を選択するプレシジョン・メディシン(精密医療)の展開が、高い治療効果とQOL(生活の質)の向上を結実させている。