B.B.クィーンズをめぐってネット上でしばしば囁かれる「ただの企画モノの一発屋だったのではないか」「メンバー同士の不仲で活動休止したのではないか」といった噂の真相について、当時の制作現場を知る関係者の証言や公式記録から経緯を検証します。
結論から言えば、企画モノという側面はありつつも、その本質は「ビーイング(Being)創業者・長戸大幸プロデューサーと稀代のメロディメーカー・織田哲郎が仕掛けた、最高峰ミュージシャンによる本気の遊び心」でした。ユニット名の由来自体、アメリカの伝説的ブルースギタリスト「B.B.キング」へのリスペクトから名付けられたものであり、当初からハイレベルなブラックミュージックやR&Bの語法を取り入れたサウンド設計がなされていました。
ギターにはDIMENSIONの増崎孝司、ベースには数々のヒット曲を生み出した栗林誠一郎が参加するなど、バックを固める面々は当時のスタジオシーンにおけるトッププレイヤーばかり。彼らにとってこのプロジェクトは、難解になりがちな高度な演奏技術を極上のポップスへと昇華させる実験場であり、不仲による空中分解といったネット上の風説は事実無根であることが分かります。