怪我によって競技生活の一線からは退いたものの、学生時代に培われた野球のエピソードは、お笑い芸人・アントニーの強烈な武器となっています。特にテレビ朝日系『アメトーーク!』の「元野球部芸人」や関連企画では、スタジオを爆笑の渦に巻き込んできました。
番組で語られた有名なエピソードが、シニア時代の試合中に起きた「見た目ギャップ」の珍事です。ハーフの外見を持つアントニーが打席に入ると、相手バッテリーやベンチは「アメリカ帰りの助っ人スラッガー」と完全に誤認し、外角低めの変化球で徹底的に誘ってきました。しかし、実際は生まれも育ちも日本で英語が一切話せないアントニーは、見逃し三振を喫した瞬間に流暢な日本語で「おいおい、今のボールだろ!」と審判に詰め寄り、相手ベンチを呆然とさせたといいます。
また、相手校が英語でサインを出してきた際に全く理解できず、日本語で「普通に打てよ!」と叫び返した話など、屈強なアスリート時代と笑いが見事に融合したトークは現在も語り草です。