ラクロスを初めて観戦・プレーするにあたり、押さえておくべき基本構成は「10人制(従来のフィールドラクロス)」と「6人制(五輪フォーマットのシックス)」の2種類が存在します。
従来の公式戦(男子10人制/女子10人制 ※女子は2019年に12人制から10人制へ改定)では、110m×60mのサッカー場と同等サイズのフィールドを使用し、15分×4クォーター(計60分)で戦います。試合開始時や得点後は、グラウンド中央での「フェイスオフ(男子)」または「ドロー(女子)」によってボールポゼッションを争います。
試合を理解する上で重要なルール概念が、以下の3点です。
1. オフサイドの制約(フィールドバランス):
サッカーのオフサイドとは異なり、ラクロスのオフサイドは「自陣・敵陣に残らなければならない選手の人数」を規定するルールです。男子の場合、常に自陣に4人(通常はDF3人+ゴーリー1人)、敵陣に3人(AT3人)を残さなければならず、違反すると相手ボールまたはペナルティとなります。
2. 反則とペナルティボックス:
ラクロスの反則は大きく「テクニカルファウル(軽度の反則:オフサイドやプッシングなど)」と「パーソナルファウル(危険な接触や激しいスラッシングなど)」に分かれます。重い反則を犯した選手は、アイスホッケーのように一定時間(30秒〜3分)ペナルティボックスに退場処分となり、その間チームは数的不利な「マンダウン」、相手は数的有利な「エキストラマンオフェンス」状態でプレーが継続されます。
3. ゴール裏の広大なスペース(エクセスエリア):
一般的な球技と異なり、ラクロスのゴールはフィールドのエンドラインから約13.7m手前に設置されています。つまり「ゴールの真裏」を使ってプレーすることが可能であり、ゴール裏を起点としたパスワークや死角からの切り込みが勝負の決定打となります。