張り詰めた静寂を切り裂くような大歓声が、18番グリーンのスタンドを包み込みました。最終ラウンドスコア速報が伝える通り、今大会のクライマックスはまさに息をのむ大逆転劇でした。首位と2打差で迎えた勝負のサンデーバックナイン、勝敗を分けたのは難度最上位を誇る上がり2ホールでの決断と技術の差でした。
逆転優勝の決定打と真相を現場の証言から紐解くと、17番パー4でのセカンドショットが最大のターニングポイントでした。ピン奥に切られた厳しいポジションに対し、多くの選手が安全なグリーン中央へ逃げるなか、優勝者はピン筋へデッドに攻めるアプローチを選択。同伴競技者がロングパットを寄せきれずボギーを叩く隙に、手前3メートルにねじ込んだバーディパットがプレッシャーの潮目を完全に変えました。
公式のホールバイホール速報を振り返っても、上位陣のスコアカードは激しく乱高下していました。風速が突如毎秒4.8メートルへ強まった終盤、正確なキャリー計算と硬い高速グリーンへの対応力が明暗を分け、追う側の猛追がプレッシャーをかける形となったのです。