SNSやファンのコミュニティでは、「なぜ大学を中退したのか」「もったいないのではないか」という声が一部で見受けられます。しかし、当時の現場状況を振り返ると、宮近さんが置かれていた環境は過酷そのものでした。
2018年、Travis Japanは「世界に通用するダンスグループ」を目指してダンスの猛特訓を重ねており、著名な海外振付師による連日のハードなリハーサルが連日早朝から深夜まで行われていました。関係者の証言によると、宮近さんはリーダーとして振付の取りまとめやメンバーのメンタルケアを一身に担っており、移動中の新幹線や楽屋でも常にステージ構成のノートを開いていたといいます。
生中途半端な姿勢を何よりも嫌う宮近さんにとって、「大学の名籍だけを残して幽霊部員になる」ことや「学業を言い訳にしてパフォーマンスの完成度を下げる」ことは許容できなかったはずです。退路を断ってエンターテインメントに生きる覚悟を決めたからこそ、後の2026年アメリカ武者修行留学、そして全世界メジャーデビューという偉業を成し遂げることができたと言えます。