結膜下出血を経験した人の声をSNSや医療相談サイトで検証すると、共通するパターンが浮かび上がります。ある30代の会社員は「決算期の徹夜明け、鏡を見たら目が真っ赤で、そのまま出社して上司に病院を勧められた」と投稿。別の50代の女性は「重いものを持ち上げた瞬間、目の中で何かが弾ける感覚があった」と振り返っています。
こうした体験談から見えてくるのは、多くの人が「発症の瞬間」を自覚していないという事実です。痛みを伴わないため、他人に指摘されるまで気づかないことも少なくありません。編集部が都内の眼科クリニックに取材したところ、「朝起きて鏡で気づく患者が7割以上」「発症の瞬間を自覚している患者は1割未満」という回答が得られました。
また、市販の目薬で対処しようとする人もいますが、結膜下出血に対する治療効果は基本的に期待できません。結膜下出血は皮膚の内出血と同じで、時間の経過とともに体内に吸収されていくのを待つしかありません。目薬に含まれる血管収縮成分は、出血そのものには無力です。ただし、目の乾燥や疲れを和らげる目的での使用は否定されません。