ミドルスクールにおける環境の健全性を担保しているのが、コミュニティ主導で調整されるMTGミドルスクール 禁止カードの存在です。『パワー9』などの黎明期の極端なカードはカードプール外ですが、環境を崩壊させる『精神錯乱(Mind Twist)』『天秤(Balance)』『チャネル(Channel)』『閃光(Flash)』『Demonic Consultation』『Time Vault』などがピンポイントで排除されています。
これらの絶妙な調整の上で成り立つメタゲームでは、かつて世界大会を席巻した伝説のミドルスクール デッキレシピがしのぎを削っています。各地のミドルスクール 大会結果を分析すると、明確に環境の頂点に君臨する代表的なアーキタイプが浮かび上がってきます。
第一の巨頭が、オデッセイ・インベイジョン期の代名詞であるサイカトグ デッキです。『意思の力』や『蓄積した知識』で盤面とリソースを完全に掌握し、墓地と手札を一気にリソースへ変換して『サイカトグ』の一撃で勝利をもぎ取るコントロールの完成形です。プレモダンでは禁止されているカウンターのバックアップを受けられるため、圧倒的な対応力を誇ります。
第二の勢力として常に警戒されるのが、ウルザ・ブロックの代名詞たる補充 デッキ MTG(Replenish)です。『パララクスの波』や『パララクスの潮流』を墓地に送り込み、『補充』唱えて一瞬で戦場に戻すことで対戦相手のクリーチャーと土地を完全に追放するコンボは、20年以上経った現在でも強烈な破壊力を維持しています。
これらに対抗するアグロの代表格がゴブリン デッキ 旧枠です。『ゴブリンの従僕』から繰り出される『ゴブリンの首謀者』や『群衆の親分、クレンコ』の前身となる『ゴブリンの群衆追い』『包囲攻撃の司令官』の猛攻は、コントロール側の序盤の僅かな隙を見逃しません。