「野菜だからとりあえず冷蔵庫の野菜室へ入れている」という行動は、玉ねぎにとって致命的なミスになり得ます。玉ねぎを傷ませてしまう典型的なNG習慣と科学的理由を整理しました。
まず警戒すべきは「野菜室(湿度約85〜90%)」での保存です。野菜室は葉物野菜の乾燥を防ぐため高湿度に設定されていますが、乾燥を好む玉ねぎにとってはカビの温床となります。冷蔵庫に入れる際は、湿度約70%前後に抑えられている通常の「冷蔵室(チルド上段など)」を選ぶのが正解です。
また、りんごと一緒に置くことも厳禁です。りんごから放出される植物ホルモン「エチレンガス」は、周囲の作物の成熟や発芽を著しく促します。玉ねぎがりんごのエチレンを浴びると、急速に芯から芽が伸び、内部の糖分と水分が吸い取られてスカスカになってしまいます。
さらに、購入時のポリ袋やネット袋に入れたまま密閉空間に置くことも禁物です。玉ねぎ自身の呼吸で生じる湿気が袋内に充満し、わずか数日で外皮に黒カビが繁殖します。買ってきたら即座に外装を取り外し、湿気を逃がす処置を講じてください。