現代社会は、過剰なまでに効率化され、他者との境界線が明確だ。それは快適である反面、人間を深い孤独へと追いやる。徳島に溢れる「お節介」は、そんな渇いた心に染み渡る。干渉されたくないはずのZ世代やミレニアル世代が、この地では喜んで地域コミュニティに巻き込まれていく。
「最初は戸惑ったが、自分の名前を呼んで心配してくれる人がいるだけで、こんなに安心するとは思わなかった」と、ある移住者は吐露する。スマートフォンの画面越しでは得られない、生身の人間が発する温度感が、現代の病理に対する処方箋となっているのだ。