多くの受検生が最も不安に感じる「基礎計算だけで合格できるのか、文章題まで解く必要があるのか」という疑問。結論から言えば、基礎計算の完答は必須条件であり、合否を決定づけるのは実践的な文章題の得点力です。
特別支援学校の入試における数学の難易度を分析すると、全体の約6割が特別支援学校の入試計算問題で構成されています。足し算・引き算の繰り上がりや繰り下がり、九九の応用、筆算の正確性が試されます。ここでの取りこぼしは不合格に直結するため、まずは計算精度を極限まで高めなければなりません。
残りの約4割を占める文章題では、以下のような「実生活・職業場面」を想定したテーマが頻出します。
・金銭の計算:「1個120円のパンを3個買い、1,000円札を出したときのおつりはいくらか」
・時間・スケジュールの把握:「午前9時15分から45分間の作業を行い、10分休憩した後の再開時刻はいつか」
・分量や寸法の測定:「長さ2メートルのリボンから30センチメートルのリボンを何本作れるか」
問題文の文章量は決して多くありませんが、何を求められているのかを正確に把握する読解力と、文章を図や式に変換する柔軟な思考力が求められます。