大学生の急性アルコール中毒死はなぜ続くのか?現場の実態と命を救う判断基準

大学生の急性アルコール中毒死はなぜ続くのか?現場の実態と命を救う判断基準

大学生の急性アルコール中毒死はなぜ続くのか?現場の実態と命を救う判断基準について専門的な視点から解説いたします。専門家の見解をご覧ください。

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アルコールが体内に入ると、胃や小腸から速やかに吸収され、血液を通じて脳へと到達します。短時間で大量に飲酒した場合、肝臓の分解能力が追いつかず、急性アルコール中毒の血中アルコール濃度は急激に上昇します。

以下の表は、飲酒量に伴う血中濃度の変化と、その際に現れる危険な身体兆候を整理したものです。

酩酊段階血中アルコール濃度身体症状(急性アルコール中毒症状チェック)危険度と必要な対応ほろ酔い〜酩酊初期0.05% 〜 0.15%気分が高揚する、多弁になる、千鳥足になる、体温が上昇する注意。水分補給を行わせ、これ以上の飲酒をストップさせる。泥酔期(要厳重警戒)0.16% 〜 0.30%ろれつが回らない、自力で立てない、激しい嘔吐、意識の混濁危険。絶対に1人にせず、衣服を緩めて横向きに寝かせる。昏睡期(致死領域)0.31% 以上(0.40%超で死亡率急上昇)激しい呼びかけや痛み刺激に反応しない、全身脱力、呼吸が浅く遅い、失禁、体温低下即死の危機。ただちに119番通報し、救急車を要請する。

イッキ飲みの危険性の理由は、血中アルコール濃度が緩やかに上がらず、数分から数十分の間に急上昇することにあります。本来なら「酔った」と自覚してブレーキがかかるはずの大脳皮質の抑制を飛び越え、生命維持を司る「延髄」の呼吸中枢や血管運動中枢が一気に麻痺し、意識喪失から心肺停止へと急転直下で至るのです。

渡辺 美咲
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渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。