古着市場で特に高いプレミア価値を誇るのが、「デサント製」「西ドイツ製」「フランス製」「ATPトラックジャケット」の4大カテゴリです。それぞれのタグの特徴と見分け方の要点を深掘りします。
1. デサント製 adidas タグ(日本企画・ライセンス品)
1970年〜1998年まで、日本の大手スポーツウェアメーカー「デサント」がアディダスのライセンス生産を行っていました。襟タグに「DESCENTE」の文字や、内タグの品質表示に「株式会社デサント」と印字されているのが特徴です。1970年代のデサント製タグは「トレフォイルが小さく、西ドイツタグの意匠を踏襲したデザイン」が多く、号数表記(1号〜6号など)が採用されていました。縫製の丁寧さと独特のレトロな配色から、海外バイヤーからも高額で買い付けられています。
2. 西ドイツ製 & フランス製 adidas ビンテージ(VENTEX社製)
ヨーロッパヴィンテージの頂点に君臨するのが、西ドイツ(West Germany)製およびフランス(France)製です。特にフランスの老舗繊維メーカー「VENTEX社」が手掛けたジャージは、タグに「VENTEX」「MADE IN FRANCE」の表記が入ります。肉厚でありながらしなやかなファブリック、美しい発色は現代の既製服では再現困難とされ、ミントコンディションであれば10万円を超える高値で取引されるケースも珍しくありません。
3. ATP トラックジャケット 年代(男子プロテニス協会モデル)
1970年代〜80年代にかけて製造された「ATP(Association of Tennis Professionals)」公式ライセンスモデルは、サチモス(Suchmos)のYONCE氏をはじめとする著名アーティストの着用によって人気が爆発しました。襟元に赤いATPロゴがあしらわれたタグが特徴です。米国Keyrolan(キーロラン)社製のアセテートとポリエステル混紡生地が使われており、独特のとろみと光沢感があります。「USA製」「トレフォイル®なし(70s)」「トレフォイル®あり(80s)」の順で希少性が高くなります。