「脱染剤は完全にノーダメージ」という言説がネット上で散見されますが、毛髪理論上はキューティクルを開く工程を伴うため、わずかな乾燥やパサつきは生じます。ただし、ブリーチと比較した際のタンパク質流出量は圧倒的に低値に抑えられます。
近年は、毛髪補修成分であるレブリン酸やジカルボン酸をブレンドした「アシッドイレーザー」をはじめとする酸性脱染剤が開発され、アルカリダメージを極限まで抑えた施術が可能になりました。それぞれの薬剤特性を比較したデータは下表の通りです。
検証結果が示す通り、縮毛矯正やパーマを併用している毛髪に対してブリーチを行うと断毛のリスクが跳ね上がりますが、還元型の脱染剤であれば毛髪内部のシステイン結合を破壊しにくいため、余力を残したままカラーチェンジの下地を整えられます。