なぜ今、宮崎の白髭神社が知る人ぞ知るパワースポットとして熱い視線を集めているのか――その根源は、祀られている主祭神の神格と、土地に染み付いた清浄な神気にあります。
川南町に位置する白髭神社の主祭神は、天孫降臨の際に神々の先頭に立って道案内を務めた猿田彦命(さるたひこのみこと)です。古事記や日本書紀において「鼻長七咫、背長七尺、目は八咫鏡の如く」と描写される威厳ある導きの神であり、人生の岐路に立つ参拝者に正しい方向性を示す「開運招福」「道開き」の神徳が極めて高いことで知られています。
さらに、神社名に冠された「白髭」の名が示す通り、延命長寿・無病息災の象徴としての信仰が極めて強固です。地元郷土史家の調査記録によると、農耕儀礼と結びついた産土神(うぶすながみ)としての性格に加え、男女の良縁を結ぶ「縁結び」や、夫婦円満、家内安全を願う参拝者が県内外から後を絶ちません。社殿を取り囲む巨木の木立が作り出す厳かな空気感は、訪れた者の雑念を払う圧倒的な浄化作用を放っています。