体型に対する人々の価値観の変化を加速させた大きな要因が、世界的なエンターテインメントのトレンドだ。Netflixで世界的ヒットを記録した『フィジカル100』に代表されるコンテンツは、多様な体格を持つアスリートやトレーナーたちが自らの肉体の限界に挑む姿を描き、視聴者に鮮烈なインパクトを与えた。こうしたヘルスケア・ドキュメンタリーの台頭は、「単に痩せていること」ではなく「身体が動くこと」「力強くしなやかであること」の魅力を雄弁に物語っている。
同時に、現代の動画文化もこの潮流を強力に後押しする。YouTubeをはじめとする動画プラットフォームでは、専門的なトレーナーや栄養士が最新のエビデンスに基づいたボディメイク情報を発信。かつて主流だった「短い期間で〇キロ減量」といった極端なノウハウから、PFCバランス(タンパク質・脂質・炭水化物)の最適化や自重・ウエイトトレーニングの重要性を説くコンテンツへと、人々の関心は移っている。