タイトルになっている「Eenie Meenie」は、英語圏で何世代にもわたって親しまれている伝統的な数え歌「Eeny, meeny, miny, moe」に由来します。日本でいう「どれにしようかな 天の神様の言うとおり」とまったく同じ役割を持つフレーズであり、何かを選ぶ際にリズミカルに唱えられる言葉遊びです。
しかし、本楽曲における「Eenie meenie miney mo lover」というフレーズには、単なる言葉遊び以上のシニカルな意味合いが込められています。歌詞中では「優柔不断でひとりの相手に決めきれず、まるで数え歌のように男たちを品定めして振り回す女性」を指す痛烈な比喩として使われているのが大きな特徴です。
ノリの良いアップテンポなトラックとは裏腹に、主人公は「誰に対しても思わせぶりな態度を取り、本気で向き合おうとしない相手」に翻弄され、本気で愛してくれないなら去るべきだと苦悩混じりに警告しています。無邪気な子どもの数え歌を、大人の駆け引きに満ちた恋愛のメタファーへと見事に昇華させた作詞センスが光るポイントです。