彼が自らの言葉で綴った著書『歩くパワースポットと呼ばれた僕の大切にしている小さな習慣』(講談社)を紐解くと、運に対する冷徹なまでのリアリズムが見えてくる。そこに書かれているのは、魔法のような棚ぼたの幸運を待つ姿勢ではない。
早起きをして部屋を清掃すること。神社に足を運び、神仏への祈願ではなく日頃の生かされている境遇への感謝を述べること。身近な人への挨拶を欠かさず、ネガティブな感情に引きずられそうになったら深呼吸をして空を見上げること。誰もができる泥臭い日常の積み重ねこそが、強固な運気という土台を築くのだと説く。