王道のルートを熟知したうえで、ふとした瞬間に路地裏の隠れ家へエスコートできるかどうかが、デートの成否を分ける。梅田や難波の主要ストリートから一本入った裏路地には、看板を出さずに常連客を迎える炭火焼きの名店や、カウンターわずか数席のナチュラルワインバーが点在している。
例えば、中崎町の古民家を改装したギャラリーバーや、湊町リバープレイスのウッドデッキから眺める道頓堀川の夜景は、混雑を避けてふたりきりの世界に浸れる貴重な穴場だ。記念日を完璧な一日に仕上げるためには、メインディッシュとなる華やかなスポットと、こうした静かに余韻を語り合える抜け感のある場所を緩急織り交ぜて配置することが欠かせない。