モーニング娘。の歴史を語るうえで、安倍なつみの存在は欠かせない。結成当初からセンターとしてグループの顔であり続け、その親しみやすい笑顔と透明感あふれる歌声で日本中を魅了した。彼女が放っていた圧倒的なヒロイン感は、初期モーニング娘。のアイデンティティそのものだったと言える。
そこへ流星のごとく現れたのが、後藤真希だ。13歳で加入するやいなやメガヒット曲『LOVEマシーン』のセンターに抜擢され、一気に金髪のカリスマとして社会現象を起こした。安倍の持つ親しみやすさと後藤の放つ先進的なオーラ。この二大巨頭の競演こそが、グループを国民的女性アイドルへと押し上げた最大の原動力であった。